本日、お風呂屋さんは営業に来られたデベロの方とお話をしておりました。
デベロと言うのは入浴車を拵えている会社さんで入浴車製造の最大手の会社さんでもあります。
その際、営業に来られた方が「ウチは入浴車第一号を作ったんですよ」と、ポロリされました。
本当に何気ない一言だったんですけど、お風呂屋さんは聞き逃しませんでした。
「第一号の入浴車を作ったと言う事は、入浴車のシステムの土台を作った方がデベロさんにいらっしゃるんですか?!」
「先代社長です。」
「ふぁ~~~~~~~~!!!!!!」
お風呂屋さん超絶びっくりです。
何せお風呂屋さんはこのお風呂の仕事に携わってからずっと探していたんですよ。
この入浴車のシステムを作り上げた方を。
よく訪問先で「良く作ったね~(こんなお風呂の入り方を)」「誰が考えたんですかね~」等と言う会話をする事があるんですが、お風呂屋さんも20年前からシステムは全く変わってないんですよねぇ~。考えた人、凄いですよねぇ~」ってしか話せなかったんですよ。
だってわかんないんですもん!!
ってず~っと20年来解らなかった疑問が氷解しました。
入浴車は株式会社デベロの創始者が考案して実用化したものだったのです!
営業の方がお風呂屋さんがなんで興奮しているのかピンと来ておりませんでしたがこれ、凄い事なんですよ。
んだって、創始者様が考え付かなかったら、何万人と御自宅でお風呂に入っていなかった方々を救えなかったんですよ。
もっと言えば、介護保険の中の「訪問入浴」と言うカテゴリーも、この創始者様が思いつかなかったら存在しなかった事になるんですよ。
更に更に言えば、私達は訪問入浴を行う事でご飯を食べています。
この創始者様が入浴システムを考案しなかったら私達は職に、食につけていなかったんですよ。
40年続いたガンダムだって、初代ガンダムが居なかったら40年も続かなかったんですよ。
仮面ライダーだって、1号ライダーが居なければ、2号ライダーどころか、平成ライダーだって存在しなかったんですよ。
入浴車って、と言うか、入浴車のシステムは最初から完成されていたシステムで弄り様がない位に完璧に洗練されて完成されているんです。
車の中を刳り貫いて、水を入れて、ボイラーでお湯に変換してホースで自宅の中まで引き込む。浴槽を車の中に入れて担架で利用者さんを移動する。
完璧な様式美なんですよ。
これ、どこか一つでも欠けたら利用者さんはお風呂に入れないんです。
これを世に出した瞬間から完成されていたって言うのって、本当に凄い事なんです。
はっきり言って、ノーベル平和賞物な発明なんですよ。
どれだけ凄いシステムなのかは、作り手よりも使い手の方が感じやすいのかもしれません。
お風呂屋さんはもしかしたら1万回近いお風呂を運んでいるかもしれません。
だからこそ、完璧に完成されたシステムにいつも感嘆しているんです。
この辺まで熱弁して営業の方も創始者様の偉大さに気が付いた御様子。
大きな会社の中の一人になっていたら大木の大きさは見えないのは仕方ない事です。
それは良いのです。
これから別な切り口で営業の視点が見える事でしょう。(ナニサマ)
今度来られる時にデベロさんの歴史書を持って来てくれるって事なので、その時は更に詳しく創始者様の凄さを皆様にお伝え出来ればと思っております。
割と本当に20年来の疑問が氷解してかなり興奮しているお風呂屋さんでした。