昨日の続きでございます。 そう、お風呂屋さんと月岡シネマさんのお話でございます。
月岡シネマさん、御存じですか?
大曲市民であれば、一度は足を運んだ時があったのでしょうか?
大曲にあった唯一の映画館で、市民の娯楽の定番となっていた施設でした。
1階と2階にある大スクリーン。
そこで上映されるアニメ、邦画、洋画の数々。
名物とも言える、社長のアナウンス。
ワクワクがいっぱいに詰まった夢の施設でした。
お風呂屋さんは高校の3年間、そちらでアルバイトをして過ごしました。
映画のチケットのもぎり、商品の補充、館内清掃、そう言った雑用をやらせて頂いておりました。
そこで働いている皆さんの朗らかな人柄や、ゆるやかな空気が本当に好きでした。
仕事を行って対価を得る初めての仕事でしたし、お風呂屋さんの基本的な仕事の概念はこちらの施設で培われたものと思われます。
そんなお風呂屋さんのお仕事の原点とも言えるこちらの施設は今はもうありません・・・・・・。
今から14年前の2006年に惜しまれながら閉館されました。
お風呂屋さんはその時点で仙台で働いていたのですが、閉館の日に強行帰省し施設に会いに行きました。
色々な方々が月岡シネマの閉館を惜しみ、涙して最後の瞬間を見送りました。
その時、社長さんに御挨拶をし、特別に館内の写真を撮る事を許可して頂きました。
昨日から画像に上げているのはそちらの映画館の貴重な写真になります。
年を経ると本当に涙腺が緩みますね。
シネコンも良いですけど、古き良き時代をドストレートに感じる事が出来たあの頃の方が好きですね。
ちなみに昨日話に上げたジブリ4作品のなかの一つ「ゲド戦記」ですが、こちらの作品が月岡シネマで上映された最後の作品の一つとなっております。(もう一つは日本沈没)
写真を眺めていて、あの時写真撮影を快諾してくれた築地社長に心から感謝です。
皆さん、元気でいらっしゃるといいなぁ・・・・・・・。
あの頃の社長さん方とだいたい同じ年になってしまったお風呂屋さんでした。