訪問入浴介護事業所 せせらぎ

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令和2年7月8日 災厄はある日突然やってくる。受診編。

ブログの不具合により記事更新が出来ず、大変失礼しております。
病院に着いてからの続きになります。


天使の看護師さんに救われたお風呂屋さんはそのまま車椅子に乗せられて診察室へ。

診察室へ着いて一息つくはずですが、一息呼吸する度に痛みも激しく続いております。
早くどうにかしてほしいんです。
いっそ殺して・・・・・・。

ず~っと思っておりました。
そこに現れた先生は、父の主治医でした。

「すわ!吉田先生!?」

いきなり声を掛けられて先生も何事かと驚いております。

「え?」


カルテを見ても誰か解らない様子。
そりゃマスクして脂汗塗れな女史が目の前でのた打ち回っていても気持ち悪さだけが目に付くに決まってます。

「あ、父が胃癌で・・・・その節は・・・・・ごべぇ」

「あー!お風呂屋さん!・・・・・なんか大変そうに・・・・・・」

「すみません・・・・・・背中のここが・・・・・ぐふぅ」

「まず、横になりましょうか^^」

自己紹介もそこそこに診察が始まります。
ストレッチャーに横になり・・・・なるも・・・・・・。
痛すぎてじっとしていられません。

まずはこの痛みをどうにかしないとどうにもならないとの事で、痛み止めの点滴と坐薬を使う事になりました。

「この痛み方だと、たぶん尿管結石だと思うんですけど・・・・・・。」

吉田先生は言います。

「あ・・・・5年前と6年前に患ったんですけど、その時は鼠径部の辺りで・・・・ぐふぅ・・・・背中の方ではなく・・・・げべぇ」

吉田先生に過去の病歴を話すと、吉田先生はお風呂屋さんの痛む背中の部分に触れながらあっさりと言います。」

「背中もなりますよ^^あと、次からは救急車で来てくださいね^^」

さらっと救急指導が入りました。

お風呂屋さんは過去にも尿管結石を発症しております。
が、その時は点滴と坐薬であっさりと痛みは消えていったのです。

のたうちまわって苦しみはしたのですが・・・・・。

今回尿管結石だとすると3回目になるのですが、痛み的には歴代最凶です。

過去のデータと今のデータを確認する為に採血とCT検査になりました。

時間外に飛び込んだにもかかわらず、採血のデータがすぐに上がって来て、吉田先生の口から衝撃的な言葉が出ました。

「お風呂屋さん・・・・・腎臓の数値がけっこう・・・・あんまり良くなくて、効く坐薬が使えません・・・・・・」

え?

腎臓が悪いなんて言う設定は初めて聞きましたけど??

「別の坐薬を使いますね。」

この体内で暴れ回る痛みが消えるならなんだっていいです。
先程の白衣の天使が申し訳なさそうに坐薬を手に持っています。

「じゃ、すみません、坐薬挿れるので・・・・・」

「大丈夫です!自分で挿れます!!」
お風呂屋さんがきっぱりとお断りします。

「でも、その様子じゃ危ないですから^^」

「大丈夫でげべっ!自分でやりやらせて下さい!」

不毛な押し問答が始まった結果、吉田先生に怒られる。

「その痛みでは何も出来ないんで、お願いですから言う事聞いて下さい^^」

様々な恩義を感じている方にストレートに言われては観念するしかありません。

お風呂屋さん一生の不覚。
他人に坐薬を挿れられてしまいました・・・・・・・。

恨む・・・・この尿管結石を怨む・・・・・・・・。

呆然と痛がりながらお風呂屋さんはCT室に消えていきました。

CT室の技師の先生が登場するとすぐにこう言われました。

「次からは救急車で来ていいんですよ^^せっかく税金払っているんですから^^」

世の中には救急車を些細な事で呼びまくる方々もいらっしゃいますが、呼ばないと呼ばないでそれもまた迷惑な話になる様です。

幾ばくかの反省をしながら吉田先生の待つ診察室へ戻ります。
CTの結果も既に届いている様で、吉田先生がゆっくりと撮り立てのCTの画像を見せてくれます。

「硬い物が白く映るんですが・・・・・・。ここにありますね。大きさは・・・・・3ミリですね。それとお風呂屋さん、さっきも少し話したんですけど、腎臓の方が悪くなっています。」

吉田先生がゆっくりと画像を展開しながらお話を続けます。

「はっきり言って治療した方が良いです。なんでかって言うと、今痛いのがこちらの右側なんですけど・・・・・・こちらを見て下さい。」

またカタカタとCT画像が展開して行きます。

「左側にも同様の石があるんです・・・・・・。」

これにはお風呂屋さんもびっくりです。
右で今こんだけ苦しんでいるのに、またあるんですか?

右終わったら左ですか?
いっそ殺してと常に思っているのに左からも来るんですか?

右の腎臓を殴られたら左の腎臓も殴られなさいと言う新しい教えですか?
腎臓が左右にあるかは知りませんが。

とにかく来世の痛みの前借みたいな事はしたくありません。

「お仕事が大変だとは思うんですけど、ぼくが診察している時に来てくれませんか?」

「お願い致します・・・・・ぐぇ・・・・・」

年若いイケメンの先生にここまで言われて拒否する理由はありません。
普通なら降って湧いた不穏な話に身震いするかもしれませんが、今のお風呂屋さんは痛みで身震いしております。

つか、この痛みが消えるならなんだっていいんです。

何だっていいんですが・・・・・・・・。

あと病院でやれる事は無く、ひたすらに水を飲んで石を排出するしかないとの事。

吉田先生と白衣の天使の看護師さんに礼を言い、別室の点滴室へ通されました。

そこで点滴と坐薬の痛みが治まり次第、帰宅可になった訳です。

なった訳なのですが、痛みはさっぱりと治まりません。
確かにのた打ち回る程ではないのですが、言葉では表現しづらい鈍痛が身体の中からずっと響いているんです。

担当の看護師さんが変わり、新しい看護師さんが痛みの治まらないお風呂屋さんに声を掛けてくれます。

今で痛みが治まらないと、組合病院の泌尿器科へ行って診てもらった方が良いとの事。

痛む身体を引き釣りながら大森病院を後にする事になりました。
点滴室を出るといつもの外来受診の患者さんがたくさんいらっしゃいました。

あー、もうそんな時間なのね・・・・・・。

時計を見ると10時半を回っております。

お風呂・・・・間に合わなかったな・・・・・・・。

この後、更なる苦しみがお風呂屋さんを襲う事になるとは・・・・・この時点では知る由もありませんでした…‥‥。

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せせらぎの日常 日々感じた事を思いつくまま羅列する脱力系日記を目指しております。

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