訪問入浴介護事業所 せせらぎ

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令和2年12月10日 お風呂屋さんギックリ腰になる。なった。

お風呂屋さんの朝は早い・・・・・・・。
朝6時には会社に来て、ななちの散歩を始めます。


散歩をしながら、色々な事を考えます。
今日の動きはどの様になっているのか・・・・・・・。
どうすればスムーズに物事が運ぶのか………。

とても寒くなって参りました。 入浴車の方も水抜きを行っておりますので、凍結しているかどうかも考えつつ、動かなければなりません。

道行く人々や、木々や草花に挨拶をしながら、たっぷりと1時間、ななちさんへお付き合いをします。
散歩が終わって来て、ななちさんの汚れを落とし、神棚へ世界平和の祈願をし、お供え物を交換します。

そして、入浴車へ凍結防止の確認をしつつ、暖を取る為、高温のお湯をタンク内へ貯めに入りました。

その時です。

一陣の風が舞い、とても冷たい冷気がお風呂屋さんの腰を撫でて行きました。

ピシッ・・・・・・・・。

何かが、お風呂屋さんの中で張り詰めました。

この音、この張り詰める何かの違和感…‥‥。

お風呂屋さんは知っている…‥この感覚を・・・・・・・・。

今、今動いてはダメだ・・・・・・・・。

これは・・・・・・。

ギックリ腰の前兆!!!!

介護歴20年オーバーのお風呂屋さんは恐らく6度程、ギックリ腰を経験しています。
その為、回避運動の仕方も自然と身につきました。

例えるなら今、お風呂屋さんの腰周囲の筋肉は、霜が降りた水溜りなんです。

水溜りにピンと張った氷は、小学生の子供たちが喜んで踏み抜いて行く季節の遊び場。
お風呂屋さんの腰はまさに今そんな状態です。

この張り詰めた氷(筋肉)を割ってしまったその瞬間にギックリ腰になってしまいます。

動くな・・・・・今は動く時じゃない・・・・・・。

ギックリ腰未経験時代は、腰全体に広がる違和感の対処法が解らずそのまま動いてギックリ腰になっていました。

要は水溜りの氷を割ってしまっていたんです。

それから数々の修羅場を潜り抜けて来たお風呂屋さんはあの頃の若造とは違います。

この氷の溶かし方を知っているのです!!

流れはこうです。

今、張り詰めている筋肉にゆっくりと酸素を送り込み、筋緊張を解消します。
そう、腰の呼吸、一の型、遅呼吸回復です。

こんな所でも鬼滅の刃の経験が生きる。
吾峠先生には感謝しかありません。

ゆっくりと呼吸をし、腰の筋肉に酸素が行き渡ったら次は温方です。

幸いにもななちさんを洗った時、会社のお風呂にお湯を張っておりました。

こちらに身を沈めると硬くなった腰の筋肉がほぐれ、最悪の事態を脱する事が出来るのです。

ゆっくりだ・・・・・ゆっくりと動くんだ・・・・・・。

まだ氷は張ったばかりだ・・・・・・。

これを割らない様に・・・・・そっと・・・・・・・そっと・・・・・・・。

湯船に浸かる・・・・浸かる・・・・・・浸かった・・・・・・・・・。

お風呂の中では浮力が働く為、腰に係る重力がかなり緩和されます。

氷が割れた感覚はありません。

第一段階はクリアでしょう。

続いては、ゆっくりと温めながら、腰の筋肉を解していきます。

タイの呼吸・・・・・2の型・・・・・タイ古式・・・・施術!!

腰の筋肉をセルフケアです。

完全に型にハマりました。

このまま負担をかけない様に、ゆっくりとゆっくりと・・・・・・。

ふっふっふ・・・・・・完全勝利は間近です。

15分程、湯船に浸かり、腰を捻っても大丈夫な状態、違和感も無くなりました。

ヨシ、これでいける!

自分の立てたプランが見事にハマりました。

やり残している次の朝のお仕事に入ります。

いつもの様に浴槽から立ち上がりました。

その瞬間、ピシッ!

!?

パリーン!!

「ゴベァッ!!!」

腰の氷が割れました。

お湯の中は浮力の為、重力が軽減されている事をすっかり忘れていました。

お湯の中から出た瞬間に1Gの負荷が身体全体にもろにかかり、完全に腰を痛めました。

完全敗北・・・・・・・。

にっちもさっちも行きません。
現状、安静にするしか解決策は無くなりました。

状態把握をします。
腰の氷は割れてしまいましたが、温方と施術が少なからず効果があった様で、重症化はしていない様です。

被害は最小限に食い止めれたという事でしょうか?

服を着る事が出来たので、援軍を要請します。

「泡子ちゃん、泡子ちゃん。」

時は8時。
普段通りなら泡子は出勤し、事務所で携帯弄りながら酒煙草麻薬を乱用し酩酊している頃です。

「泡子ちゃん!泡子ちゃん!!」

ちょっと大きな声で呼んでみました。

「んだっ!ワレこの!ゴルァツ!!」

無事に召喚出来たものの、予想通り完全に出来上がっており、事の顛末を箇条書きで羅列したところ、いつもの炭治郎の顔をされました。

「なに?また石?はぁ!?腰!?いい加減にしなさいよ!!」

一喝ではなく、恫喝を受けるお風呂屋さん。

怒りの余り、皿を投げ、包丁を振り回し、大暴れしている泡子から逃亡し、社務所で暖を取り今に至ります。

さて。。。。。

明日は治っていると良いのですが…‥‥。

とりあえず昨日の壊れる本丸がメインパソコンだと思っていたら、実はお風呂屋さん本体が崩壊するとは思ってもいないお風呂屋さんで、もう、ホントどうしようと嘆いているお風呂屋さんでした。

皆様も御身体はどうかご自愛くださいませ。

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